2,小田原「江嶋」(株式会社丸江)の株主総会

神奈川県小田原の「江嶋」は私(薫雄)の妻、博子の実家だ。
寛政年間より続く古い商家で、市の中心部栄町にあり、お茶と海苔、和紙の専門店である。
博子の父は江島 平八、母節子で、彼女は杉並で生まれたがここで育った。
現在の当主は弟の賢(けん)、店は「丸江」と言う会社の事業部である。博子は監査役。
丸江は江嶋事業部のほかに主にプロパンガス、ガス器具、工事などを事業として70年前に創立された。
節子の父、嶋野が石油事業をしていたからだ。従業員は70名余で、事業地域は神奈川県北部、箱根や伊東あたりまで。
株主総会後に主要株主で昼食会をするのが例年のことだ。

売上額は年間39億円。
資本金は少ないが地元に密着した企業だ。
昨年、博子の弟、江島 賢〈けん〉が丸江社長に就任した。

須川家は薫雄、博子、長男賢一、婿河邊 昌之(まさゆき)が株主である。

江島 平八には3人の姉がいた、吉田、山口、山田家に嫁入りし、各々家も株主だ。
令和4年11月25日の株主総会にはそれぞれが集った。
左、須川 賢一、江島 賢、山口 俊弘、山田 啓次郎、賢の妻純子(すみこ)、須川 博子、吉田 誠、吉田 孝(現丸江会長)、須川 薫雄、河邊昌之。

株式会社丸江設立をみると、祖父の代の知恵がある。
会社の株式を親族と地元に持たせることで、親族は機会があれば
会合することができる。また地元の人々には会社に関心を持ってもらえるなどだ。単なる、利益追求ではない、心のつながりは親族・地元において企業が継続するために必要なことは言うまでもないが。
以上。
 

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